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FRSレポート④汚染の流れ こうして汚染は広がった! 2011年3月13〜14日

2019年08月23日|REPORT

福島第一原子力発電所1号機の水素爆発の翌日、
2011年3月13日から14日にかけて、
3号機の大気ベント(放出)操作、並びに水素爆発が起きました。
テレビで再三流された爆発シーンはかなりショッキングなものだったと記憶しています。
 
12日同様、生じた放射性物質を含むプルーム(空気の塊)は、
風と共に流れていきました。
 
以下の図は、当時の風の流れを解析したものです。
 

 
この時は、西風で太平洋に流れています。
 
3号機の爆発による粉じんが海の方向に流れているのを、当時の映像でも確認できます。
地表面には影響がなかったのですが、下図の高さのグラフを見ると分かるように、
海面上を這うように流れています。
 
この時、福島沖160km海上には
トモダチ作戦で災害救援に駆けつけていた
米軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」の姿がありました。
 
Youtubeなどで公開されていますが、
この時の放射性プルームにより、空母の甲板は汚染されたようです。
 
この艦は原子力空母ですから、放射線への対応は当然プロフェッショナルです。
放射線を即座に感知し、甲板の除染が行われました。
これが今回の事故で最初に行われた除染作業だったと思われます。
 
次の記事で、この後の流れも見てみましょう。

 

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①あなたの身近な放射線。放射線量ってなに?
②あなたの身近な放射線。
③汚染の流れ こうして汚染は広がった! 2011年3月12日
④汚染の流れ こうして汚染は広がった! 2011年3月13〜14日
⑤汚染の流れ こうして汚染は広がった! 2011年3月15日
⑥汚染はこの後どうなるの?
⑦〇〇が守った!なぜ福島の農作物から、汚染が出ないのか?
⑧汚染の出る可能性がある注意したい食品について
⑨知っておきたい放射線のリスク 多量に浴びた時
⑩知っておきたい放射線のリスク 低線量の時の影響
⑪知っていますか 内部被ばくと外部被ばく
⑫放射線プルームが流れてきたら
⑬安全と言われても、安心はできないワケ
⑭リスクのトレードオフ
⑮日本酒の放射線防護効果

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