健康経営について考える
2017年12月06日|INFORMATION
先日、現場にて弊社社員の一人が胸が苦しいと言っていたため、病院に行く事を薦めて本人もそうすると言っていた矢先、次の日の早朝に「救急搬送されて入院しました。」と本人から電話がありました。
その日のうちに緊急的な処置を行い、その後は約1週間の入院で済んだのですが、これは私にとっても肝を冷やすような出来事でした。(現在、本人は退院して現在通常勤務に戻っていますが、様子を見ながらの勤務となっています。原因は喫煙と生活習慣によるものであるとの事でした。)
弊社の主な仕事内容は「様々な現場で体を動かしつつデータを集める」という事になるので、身体に不調があると大きな影響が出て来てしまいます。なにせ何も無い零細企業である弊社にとっては、人材こそが財産であるとともに、この人材である従業員こそが弊社の稼ぎ頭であります。
この人材という財産を健康的に活かしつつ、出来るだけ長く前線で働いて、たくさんのお金を稼いでもらえるようにするには、皆が心身共に健康である必要があると考えました。そんな事を思っていたところに、定期的に事務所に来ていただける保険会社の方が「健康経営」についてのお話しを持ってきてくれました。
最初、健康経営という文字だけを見て私はしかめ面になり「・・・キャッシュフロー的な事ですか?それはうちが自転車操業だから?」とうがった見方で聞きましたが、そうではなく、高齢化社会で働き手不足が予想されるので今いる従業員の健康を保ちつつ、長く働いてもらう事を目標とし、それに関係する事を会社として具体的に行う事であるとの事でした。
そして、それを行う事を声高く公言するのを「健康経営宣言」と言うのだと。
宣言するという事は自ら「我々は不健康である」と世間様に言っているような気がするため、そうするかどうかは別としても、物の本には「会社とは社員の幸せの為にある。」という言葉があったような気がします。もしそうなのであれば、より健康的になればきっともっと幸せになれるでしょうから、会社にとっても社員にとってもWINWINの関係が成り立つであろうと考えました。
と言う事で、弊社は健康経営を目指す事にしました。
宣言はしません。
まずは、どの程度社員が不健康なのかを洗い出してみました。
■FRS不健康症状ベスト3の発表です。
1位 脂肪肝(メタボを含む)
2位 痛風
3位 高血圧/脂質異常症
・・・要するに太りがちで大酒飲みであるという事ですね。
そしてたぶんストレス。
これに対するソリューションとしては、以下を掲げる事にしました。
①定期的な運動
②食事に気をつける習慣をつける
③体重測定などを習慣化する
④早寝早起き
⑤日本ランカーになる
以下は説明になります。
①定期的な運動
週1〜2回程度の運動を就業後に行う。何だったら就業中でも可である。
体育館でのバドミントン、卓球、ピックルボール、野外でのテニスがそれに当たる。
必要な物を揃えるのには、会社(または代表)からの補助金が出たり出なかったりします。
②食事に気をつける習慣をつける
普段の食事について1品サラダを入れる努力をする
食事の時間が取れなくて、後にドカ食いするくらいならば小まめに分けて食べるようにする
(つまり就業中に隙があれば何か食べていても良い。と言う事。量には注意の事)
そして出来るだけ夜9時までに晩御飯を食べ終わる。
③体重測定などを習慣化する
朝会社に来たら、まず体重計、血圧計、体温計の3つの測定を行い記録を残す事とする。
数値を把握して、その日の作業の負荷について考えるようにする事とする。
④早寝早起き
小学校みたいな目標ですが、基本に立ち返りましょう。
⑤日本ランカーになる
これには①に書いたピックルボールを今のうちに上手くなって大会に出たい。という目標を掲げました。
このスポーツは新しくまだ競技者数が少ないため、大会に出れば日本でのランカーに成れるかも知れないという、謎の野望が芽生えているからです。健康になると同時に日本ランカーを目指すことで、「気が付いたら従業員がアスリート化していた」という夢のような効果を同時に狙う物となります。
そうです。
以上の事を真面目にやってみたいと、そう思っているのです。
茂木