【キクイモのチカラ】インスリンの分泌促進
2019年08月01日|
インスリンの働きが悪くなると、体内の糖のバランスが一定に保たれなくなり、
いわゆる高血糖の状態になってしまいます。
この症状が継続する状態が糖尿病です。
もともと日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌能力が低いため、
肥満でなくとも糖尿病になる人がたくさんいます。
このようなインスリンの働きの低下や分泌不足を補ってくれるのが、
インクレチンというホルモンです。
イヌリンが腸から吸収されるとインクレチンが盛んに分泌され、
インスリンの分泌を助ける可能性があることが、動物実験で解明されています。
また、国内外で行われた糖尿病患者や肥満気味の人を対象とした実験において、
血糖値の低下はもちろん、高血圧の低下や血中コレステロール値、中性脂肪の減少が
確認されています。
さらにキクイモには、イヌリンのほかにも、ビタミンB1、B2、Cなどのビタミン類、
亜鉛やカリウムなどのミネラル、各種酵素やアミノ酸、抗酸化成分など、
カラダにうれしい栄養素がたくさん含まれています。
これらの有用成分が、まるでリレー競技のように相乗的に働いて、
全身の臓器や血管を保護する作用をもたらしています。