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2021年のご挨拶。

2021年01月04日|INFORMATION

2021年、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

新年なので、少し頭の中にある物を書きだしてみました。

 

コロナの感染拡大に伴い、ご存じの通り経済にも影響が出ています。

これまで、

いかに良いモノやコトを作って、それをいかに大量に消費してもらうか。

という構図だったと思います。

ボタン一つで、モノもコトも揃う時代だったと言えます。

それが本当には必要なくても、消費されてきたと言う事です。

 

実質このコロナ禍に置いてさえも、モノもコトも溢れる程に満たされている。

と言っても過言では無いかも知れません。

確かに、少なくはなりましたが、決して足りない訳ではないからです。

 

そうなるともはや、良いモノを作ったからと言っても、それが必ずしも売れる訳ではないし、

良いコトを企画しても、それが必ずしも共感を得る訳ではないという事になってきます。

すでに世の中には、代替品が五万とあるからです。

 

ある本では、砂一粒時代と言っていました。

海岸の砂浜に、砂一粒を落として見つけてもらうようなものである。

という事です。

 

それで、いかに目立つ砂にするべきかという事を考えて、

オンリーワンを目指して様々なアイディアを出してきた訳ですが、

残念ながら、虚業や付加価値に対しての消費は、ますます鈍るばかりです。

 

それでも企業は自社のブランディングや製品の差別化をもちろん行うべきだとは思いますが、

なかなか安くてすぐ手に入る代替品との競争には勝てない。

という事になってくると思います。消費そのものが鈍っているからです。

 

だから良いモノや良いコトを単体で販売するというのは、

これからもっと難しい時代になるのではないかと考えています。

 

今後はいかに、システムを作るか。という事になると考えています。

つまり、「良いモノ」や「良いコト」を組み合わせたシステム。

それらを内包する考え方が必要で、枝葉だけではなく幹と根。

単体でただ消費されるのではなく、パッケージングされたソリューション。

そういうシステムを組み立てて、必要なところに提案できるか。

 

目の前に提示されないと、いろいろと理解してもらえない事が多い世の中です。

形にするという、形の範囲をどこまで広げられるのか。とも言えると思います。

 

これから弊社で何がどこまで出来るのかは、挑戦してみないとわかりませんが、

変わっていくこの時代を、皆様と一緒に超えていけたらと思います。

 

新年のご挨拶に代えまして。

代表取締役 茂木孝太

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